鍵はとても緻密な設計の元に作られていますので、鍵のわずかな誤差を判別しロックしています。

無論、鍵を何十年も使っている場合は鍵が擦り減り丸くなっていき、開かない・閉まらないことが増えてきます。そうなると無理に鍵を回す事が増え、鍵にも大きな負担がかかり、何かの拍子で折れてしまうことがあります。

それは鍵に何か硬いものが当たったときや、踏んでしまった時、落とした時のほかに、鍵穴の中で折れてしまうこともあります。外で折れてしまったときは呼びの鍵を使えばいいのですが、鍵穴でもし先端部分が折れてしまうと抜けなくなります。

鍵穴専用の潤滑スプレーを吹きかけたりしても取れないのであれば、諦めて鍵屋に頼むこととなるでしょう。費用がかさむ上に、時間もとられます。鍵は古くなる前に交換するか、鍵にあまり負担をかけないようにする為に、定期的にメンテナンスを行う必要があります。メンテナンスといってもプロの技術が必要なわけではありません。

鍵穴の中のゴミを掃除機やエアダスターで吐き出し、鍵専用潤滑剤を吹き、鍵を抜き差しするだけです。簡単で手間もコストも鍵交換に比べれば断然安いです。鍵は折れる前に対策を行いましょう。また、曲がった鍵や欠けた鍵は使用をやめて、新しい鍵を作ってもらうことをオススメします。